読書してました
夏刈郁子さんが書かれた 「心病む母が遺してくれたもの 精神科医の回復への道のり」という本を読みました。
幼い頃に母が統合失調症を発病してしまい、病識が無かったために母に嫌悪感を抱き、両親が離婚した後もなかなか再会できなかったことや、夏刈さん自身も精神的にボロボロになり自殺未遂をしてしまったことが書かれていました。
しかしそんな時に出会った人達によって母と再会を果たし、少しずつ前を向いて生きていけるようになっていく過程が記されていました。
この本で私にとって印象的な場面があり、夏刈さんが10年ぶりに母に再会し、暖房器具が壊れた母の家に泊まる場面です。唯一の暖房器具である石油ストーブに母が手招きし、夏刈さんが戸惑っていると「お母さんのこと、気持ち悪いかい?」と母から言われます。夏刈さんは母にこの言葉を言わせたのは10年間も放っておいた自分のせいだと責めます。
また、第7章でこのような文章が書いてありました。
統合失調症をはじめとする精神の病いをもつ患者さんの中には、「死にたい」と思っている方が少なくないと思います。その思いの大部分は、「孤独な心」にあると思います。
人間同士の思いやりのある関わりが時として障害される病気のため、自分の一番大切な人との関係も壊れてしまうことがあります。
人間は社会的な生き物なので、長期に孤独な状態が続くと、行き着くところが「死にたい」となってしまうことを、医療者は理解しなくてはいけないと思います。
この文章を読んで、精神的な疾患を持つ患者さんに対して、その孤独な心に寄り添えるような関わりを持てる心理士になりたいと思いました。
アサーション入門
今日は読書をしていたので、本の紹介をしたいと思います。
『アサーション入門 自分も相手も大切にする自己表現法』 平木典子著
この本で言われている、アサーションとは、自分も相手も大切にする自己表現のことだそうです。相手の意見にばかり従って自分の意見を言えない人や、反対に自分の意見ばかりを通そうとしてしまう人がこのアサーションを理解すると日常での他人との関わり方がよい方に変わっていくでしょうというものでした。
この本を読むきっかけになったのは、最近自分が他の人にあまり意見を言えずに飲み込むことが多かったため、勉強しようと思ったからでした。
読んでみると、相手がしてよい反応(怒ったり、何か頼まれごとを断るなど)は自分もしてよいのだということが書いてあったり、自分の考えを言わず、相手の言うことに反論しないで黙っているとその場は収まるが、誤解のままに人間関係が作られていくと書いてあり、その通りだなと思いました。それに加えて、他の章では、考え方をアサーティブにするための方法も書いてあってとても為になりました。
この本を読んで少しでも私が適切な自己主張をしていけたらいいな~と思った今日このごろでした。
はじめまして
今日からブログを初めてみようと思います。
近頃機械に疎いのでIDとか色んなところが初期仕様になってます、すみません。
ささいな日常や、勉強とか、旅行とか、珈琲とか、読んだ本について書いていく予定です。
よろしくお願いします!
今日は喫茶店で抹茶とプリンを食べてきました。
おかめの器に入って出てきました。苦くて美味しかったー